一言で言うと、
「病院のリハビリは終わったけど、生活はまだ不安」な人のための“生活を立て直す訓練”です。
生活できるようになるための場所です。
対象になる人
主にこんな方です。
- 脳卒中・脳外傷・神経疾患の後遺症がある
- 身体・精神・発達障害がある
- 退院したけど、生活がまだ回っていない
- すぐ就労は無理。でも何もしないと確実に落ちる
👉 「まだ支援が必要」なのに、医療リハビリの対象外になった人がど真ん中。
自立訓練は2種類ある(ここ重要)
① 自立訓練(機能訓練)
身体がメイン
対象例:
- 脳卒中後遺症
- 神経・筋疾患
- 事故後の身体障害
- 高次脳機能障害
内容:
- 立つ・歩く・移動
- 着替え・トイレ・入浴
- 体力づくり
- 生活動作の練習
👉 病院リハの「生活版・長期版」と考えると分かりやすい。
② 自立訓練(生活訓練)
生活・社会がメイン
対象例:
- 高次脳機能障害
- 精神障害
- 発達障害
内容:
- 生活リズムを整える
- 金銭管理・買い物
- 対人関係の練習
- 通所・外出の練習
👉 「生活のリハビリ」「社会に戻るための準備運動」
利用期間
- 原則2年まで
- 多くは 半年〜1年で次のステップへ
永遠に通う場所ではありません。
次に進むための“通過点”です。
料金は?
| 所得区分 | 月額負担の上限 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 |
| 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般(低い方) | 約9,300円 |
| 一般(それ以上) | 約37,200円 |
- ほとんどの人は 月0〜9,300円程度
- 生活保護・低所得なら実質無料もあり
👉 「高そうだから無理」は、だいたい誤解。
病院リハとの決定的な違い
ここ、かなり大事です。
| 病院リハ | 自立訓練 |
|---|---|
| 治療が目的 | 生活が目的 |
| 時間が短い | 時間が長い |
| 医療保険 | 福祉サービス |
| 期限が早い | 比較的ゆっくり |
「退院=終わり」じゃない人の受け皿が自立訓練。
よくある誤解(ハッキリ言います)
❌「まだ若いから使えない」
→ 18歳から64歳が対象です。
❌「障害者手帳がないと無理」
→ 手帳がなくてもつかえます。
❌「通うと就職を強制される」
→ されません。むしろ“無理させない”。
どんな人に向いてる?
正直に言います。
向いている人
- 今のままじゃ生活が崩れると感じている
- 家にいると動かなくなる
- いきなり就労は無理
向いていない人
- 完全に自立している
- すでにフル就労できている
- 「何も変えたくない」
次のステップは?
自立訓練のゴールは人それぞれ。
- 就労移行支援
- 就労継続支援A・B型
- 一般就労
- 生活介護
- 在宅生活の安定
👉 「どこに行くか」より「今を立て直す」ことが先。
最後に
自立訓練の費用のほとんどは国が肩代わりしています。誰でも利用できる。
でも、やるなら本気でやって欲しいものです。



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