風邪をひきやすい、疲れが抜けない、季節の変わり目がつらい──
こういう人、多いですよね。
でも実は「鍼灸で免疫力が上がる」という話、昔の知恵ではなく最新の研究でも証明されてきています。
今回は、専門的な話はわかりやすく噛み砕いて、
鍼灸がどうやって免疫力を上げるのかをシンプルにまとめます。
■ そもそも“免疫力”って何?
免疫力とは、ざっくり言えば
「病気や疲れに負けない力」 のこと。
- ウイルスをやっつける
- 炎症を抑える
- 傷ついた体を回復させる
こういう働きをするのが免疫です。
これが落ちると、風邪をひきやすくなったり、疲れが続いたりします。
■ そもそも「免疫が落ちる」とどうなるの?
「免疫力が下がる」というと難しく聞こえるが、実際はこんな変化だ。
- 風邪をひきやすくなる
- 軽い感染症で長引く
- 疲れがずっと残る
- アレルギー症状が悪化しやすい
- 胃腸が弱くなる
- ストレスに弱くなる
- 傷の治りが悪い
つまり、免疫は体の“総合的な回復力”。
どこか一つを治す薬というより、「体全体の調子を底上げする力」だ。
■ 鍼灸で何が変わるの?
結論はシンプルです。
鍼灸は“体を整えて免疫が働きやすい状態”をつくる。
実際に、研究ではこんな変化が確認されています👇
✔ ① 体の“防衛部隊”が元気になる
アメリカの研究では、足三里(あしさんり)や合谷(ごうこく)というツボに鍼をすると、
ウイルスと戦う細胞(NK細胞)がしっかり働き始めることがわかっています。
つまり、
「風邪ひきにくくなる体」 に近づくということ。
✔ ② 炎症を抑えて、疲れやすさが軽減
韓国の研究では、足三里への鍼で
- 体の免疫力を高める物質が増える
- 悪い炎症を起こす物質が減る
という、バランスの良い変化が起きていました。
「免疫を上げる」というより
「免疫が正しく働くよう調整する」
という感覚が近いです。
✔ ③ 高齢の方でも“免疫の底上げ”が起きる
65歳以上の高齢者に鍼をしてからインフルエンザのワクチンを打つと、
抗体(ウイルスに対抗するための力)がいつもより高くなる
という研究もあります。
年齢とともに免疫は落ちますが、
鍼灸はその“落ち幅”を持ち上げてくれるというわけです。
つまり、
高齢者でも鍼で免疫反応が強くなる。
この“底上げ効果”は非常に大きい。
なぜなら、高齢者は「免疫が落ちているのが当たり前」の状態だからだ。
鍼灸はそこに“エンジンをかける”働きをする。
■ 免疫が上がるのはなぜ?仕組みを人に例えて説明すると…
専門用語を並べても分かりにくいので、
“体を会社”だと思ってイメージしてほしい。
① 自律神経が整う → 社長の指示が安定する
免疫は自律神経と深くつながっている。
鍼灸をすると、副交感神経が優位になり、
体は「緊張モード」から「回復モード」に切り替わる。
これは会社で言うと、
社長(脳)の指示が安定し、社員(免疫細胞)が落ち着いて働ける状態。
② 血流が良くなる → 物資(栄養・酸素)が届く
免疫細胞も血液に乗って全身をパトロールする。
血流が悪いと免疫細胞も働けない。
鍼灸は血流改善が得意なので、
“配送システム”が整うようなもの。
③ ストレスホルモンが下がる → 残業が減る
ストレスは免疫の天敵。
ストレスホルモンが高いと、免疫細胞はガタ落ちする。
鍼灸をするとコルチゾール(ストレスホルモン)が低下し、
免疫細胞が働く余裕が生まれる。
④ 内臓の働きが整う → 食材の仕入れが安定
特に胃腸は免疫と直結している。
足三里は消化器を整えるツボなので、
“免疫の元気の源”を作りやすい。
結果として
「免疫が働きやすい環境」 が全体的に整う。
■ 実際にどのツボを使えばいいの?
研究でよく登場するツボはこの2つ。
足三里(あしさんり)
免疫×消化×自律神経の“三冠王”。
研究数は圧倒的に多い。
場所:膝のお皿から指4本分下に位置し、スネの骨の外側
合谷(ごうこく)
ストレス軽減、頭痛、肩こりなどに使われる万能ツボ。
免疫を邪魔するストレスを下げる力が強い。
場所:手の親指と人差し指の間(“痛気持ちいい”部位)
その他:三陰交、内関、中脘など
体質に合わせて使うツボは変わるが、
免疫に関連するツボは意外と多い。
■ 鍼灸はどんな人に特におすすめ?
こんなタイプの人は、鍼灸との相性が抜群に良い。
風邪をひきやすい
胃腸が弱い人・ストレスが多い人は免疫低下が常習化しやすい。
疲れやすい・疲れが続く
免疫低下=回復力の低下。
鍼は“回復のエンジン”を再起動する。季節の変わり目で体調を崩す
自律神経が乱れやすい人は変化に弱い。
鍼灸で自律神経を整えるだけでも安定しやすい。
高齢の方
ワクチンの効果が変わるほど免疫が底上げされるので相性が良い。
ストレスの多い人
ストレスホルモンが免疫を直接落とす。
鍼灸はここに強く作用する。
まとめ:鍼灸は“自然に免疫が働く体”を取り戻す治療
鍼灸の強さは、薬のように一気に作用する“強制力”ではなく、
体のスイッチを整えて自然な免疫を引き出す「底力」にある。
- NK細胞がしっかり働く
- 悪い炎症を抑える
- ストレスに強くなる
- 高齢者でも免疫が上がる
- 消化と自律神経が整う
こうした変化が組み合わさって、
「病気に負けにくい体」 がつくられていく。
「免疫の弱さは体質だから仕方ない」
そう思っている人ほど、鍼灸でガラッと変わる可能性がある。
体が変わるきっかけを探しているなら、
鍼灸はかなり有力な選択肢になるはずだ。
免疫は変わります。体も変わります。
その一歩を、リハりんが一緒に作ります。


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