「天気と頭痛」って本当?

鍼灸の効果

こんにちは。自費リハ×はりきゅう リハりんの金野です。

◆ はじめに

「台風が近づくと頭痛がする」「雨の日はなんだか頭が重い」──こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。天気と頭痛の関係は昔からよく言われていますが、実際のところ医学的にはどうなのでしょうか。今回は、最新の研究と鍼灸の視点から「天気と頭痛」の関係を解説します。

◆ 片頭痛とは?

片頭痛は日本人の約8%にみられ、特に20〜40代の女性に多い頭痛です。発作がある時だけでなく、「発作と発作の間」でも生活に支障をきたすことがわかっています。つまり片頭痛は、単なる「頭が痛いだけ」の病気ではなく、日常生活に大きな影響を与える慢性的な疾患なのです 。

◆ 天気と片頭痛の関係

研究によると、気圧の低下や湿度の上昇、雨の日に頭痛の発生が増えることが示されています 。

ただし、「天気が直接頭痛を引き起こす」という明確な因果関係は証明されていません 。一方で、実際の患者さんの多くが「低気圧の日に頭痛が出やすい」と感じているのも事実です。

つまり、「天気がきっかけとなり、もともとの頭痛の素因を刺激している」と考えるとわかりやすいでしょう。

◆ 天気以外の誘因

片頭痛のトリガー(誘因)は天気だけではありません。

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 食べ物(チーズ、チョコレート、アルコール、加工肉など)
  • 絶食やダイエット
    これらが重なると、片頭痛を起こしやすくなります 

鍼治療は片頭痛に効果があるのか?

1. 鍼は片頭痛の日数を減らす

  • 2024年の研究では、週3回・約2か月(合計16回) の鍼治療を行うと、片頭痛の発作日数が大きく減ることが分かりました。
  • 日本の臨床試験では、治療前に月6日以上あった頭痛が、平均2日以下に減少したという結果もあります。

2. 薬との比較

  • 海外の二重盲検試験(2024年)では、鍼治療は予防薬トピラマートよりも片頭痛日数を減らす効果が大きいという結果が出ました。
  • また副作用は薬に比べてかなり少なく、安全性が高いと報告されています。

3. 偽鍼との違い

  • 「鍼を刺していないように見せる偽治療(シャム鍼)」と比べても、本物の鍼の方が効果が高いことが示されています。
  • 特に「月15日未満の発作性片頭痛」では、偽鍼との差がはっきり出ました。

4. 新しい鍼の形

  • 電気鍼(鍼に弱い電流を流す方法)や、レーザー鍼(刺さない鍼)でも効果が報告されています。
  • 2024年のレーザー鍼の研究では、片頭痛の日数と薬を使う回数が有意に減少しました。

まとめ

  • 鍼治療は「発作性片頭痛」の予防に有効であることが、最新の研究で裏付けられてきています。
  • 効果の大きさは薬と同等かそれ以上で、副作用は少ない。
  • 特に、薬が使いづらい人や薬だけでは不十分な人にとって、有望な治療法といえます。

もし身近な方の症状でお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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