〜レビー小体型認知症の症例から〜
こんにちは。「自費リハ × 鍼灸 リハりん」の金野です。
認知症と聞くと「物忘れ」をイメージする方が多いと思いますが、実は種類によって症状はさまざまです。中でも「レビー小体型認知症」は、幻視(実際には見えないものが見える)、注意力の変動、動作が遅くなるといった特徴があり、ご本人もご家族も大変な思いをされることが少なくありません。
そんな中で2016年に報告されたのが、「鍼治療がレビー小体型認知症の症状に良い変化をもたらした」という症例です。
■ 鍼治療を受けた方の変化
論文で紹介されていたのは、レビー小体型認知症と診断された高齢の方です。治療前は幻視が頻繁に出たり、注意力が落ちて日常生活に支障が出たりしていました。
この方に週数回の鍼治療を継続したところ、
- 幻視の頻度が減ってきた
- 集中力が高まった
- 動作がスムーズになった
という変化が見られたそうです。ご家族も「日常生活が少し過ごしやすくなった」と実感できたことが報告されています。
■ リハりんとしての視点
もちろん、これはあくまで一つの症例報告にすぎません。すべての認知症に鍼が効果があるわけではありませんが、鍼治療が 生活の質(QOL)を支える一つの手段 になり得ることは確かです。
鍼には、自律神経を整えたり、脳や全身の血流を促したりする作用が期待できます。こうした効果が、幻視や注意力の改善につながったのかもしれません。
■ まとめ
認知症は進行性の病気であり、根本的な治療法はまだありません。それでも、「薬だけに頼らず、リハビリや鍼灸を組み合わせる」ことで、症状が少し軽くなったり、生活が楽になったりする可能性はあります。
リハりんでは、脳卒中後のリハビリに加えて、鍼灸も取り入れたサポートを行っています。ご家族の介護負担を減らし、ご本人が少しでも快適に過ごせるようにお手伝いしたいと思っています。
もし身近な方の症状でお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。


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