疼痛

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― ニューロモジュレーションから読み解く頭痛治療 ―

「鍼で頭痛が良くなる」この話、昔は半分“東洋医学の神秘”扱いでした。でも今は違います。fMRI(機能的MRI)で“脳がどう変わったか”まで見える時代です。つまり——鍼は「効く気がする治療」ではなく、神経ネットワークに介入する治療として再定義...
疼痛

首の痛みは「体のふらつき」の原因に?実験で明らかになった意外な関係

日常生活で首の痛みを感じることはありませんか?実は、その痛みがあなたの「立ち姿勢の安定性」を損なっているかもしれません。今回は、ニコラ・ヴュイエルム(Nicolas Vuillerme)氏らによる研究資料をもとに、首の筋肉の痛みとバランス能...
リハビリ

脳卒中後の肩の痛み(片麻痺肩痛)は「肩だけの問題」じゃない

――運動・組織・神経をまとめて攻略する、最新リハの考え方脳卒中のあと、「麻痺側の肩が痛い」は本当に多いです。ここで大事なのは、肩の痛み=肩関節のトラブルと決めつけないこと。片麻痺肩痛はだいたい、次の3つが同時進行で絡みます。運動制御の障害(...
疼痛

ばね指は「指の炎症」ではありません

〜引っかかる本当の理由と、正しい対処法〜ばね指って、結局なに?指を曲げ伸ばしするとカクッと引っかかる/伸ばすと弾けるこれが、いわゆる「ばね指」です。よくある説明はこうです。「腱鞘炎です。使いすぎですね」――半分正解、半分ハズレ。本当の正体ば...
疼痛

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症

画像診断に騙されるな、病態を読め。構造と症状は別。痛みは構造だけじゃ説明できない。以下、論文を根拠にしながら、病態理解・評価・治療への応用を徹底解説する。① 「構造」≠「症状」MRIでヘルニアや狭窄があっても、症状と一致しないことが圧倒的に...
疼痛

右の大腿筋膜張筋(TFL)への刺鍼によって、左回旋時の右腰部痛が解消した事例

~右腰部痛と体幹回旋運動の関連性について~1. スパイラル・ライン(SPL)による回旋運動の制御スパイラル・ライン(SPL)は、身体を二重螺旋状に取り巻き、歩行時や運動時の回旋運動を調節・安定させる役割を担っています 。解剖学的経路:右のS...
疼痛

腰を反ると骨盤が前に倒れる人の正体

──それは「腰が硬い」のではなく「股関節で反れない」「腰を反らしてください」と言うと、骨盤がグッと前に倒れて、腰椎が潰れるように反る人がいる。本人は「ちゃんと反れている」つもり。でも臨床家から見ると、これは代償の塊だ。結論から言う。骨盤前傾...
手技

【プロの視点】膝の痛みとアキレス腱への鍼灸アプローチ

― 解剖学を地図に、論文を武器にした臨床戦略 ―膝痛やアキレス腱痛は、鍼灸臨床で遭遇率が異常に高いテーマです。にもかかわらず、触ってはいけない組織に触る本当の痛みの発生源を外す「効いた気がする」で終わるこういう治療が後を絶ちません。結論から...
疼痛

腰痛にならない人の正体

― 最新研究が示した「たった一つの生活習慣」「腰痛は年齢のせい」「姿勢が悪いから」「体幹が弱いから」──これ、半分は都市伝説です。2025年、JAMA Network Openに掲載された大規模研究が、“腰痛にならない人”の最大の共通点を、...
疼痛

腰痛の正体を構造から理解する

― 椎間関節・筋膜・すべり症・骨代謝まで ―腰痛は「年のせい」「姿勢のせい」で片づけられがちですが、実際は原因ごとに痛みの出方も、対処法もまったく違います。ここでは、臨床で頻繁に遭遇する腰痛を解剖・病態・身体所見ベースで整理します。椎間関節...