リハビリ

手のリハビリは「指」からじゃありません(脳梗塞、脳出血の方)

― 回復を早める、正しい順番の話 ―「手が動かないから、指の練習をたくさんしましょう」こう言われたことがある方は多いと思います。でも実は、指の練習を急ぎすぎると、回復が遠回りになることがあります。この記事では、手が回復していく“正しい順番”...
疼痛

腰痛にならない人の正体

― 最新研究が示した「たった一つの生活習慣」「腰痛は年齢のせい」「姿勢が悪いから」「体幹が弱いから」──これ、半分は都市伝説です。2025年、JAMA Network Openに掲載された大規模研究が、“腰痛にならない人”の最大の共通点を、...
手技

経穴の『点』を超え、『方向』と『手技』で病態を射抜く

臨床現場における鍼灸治療の真髄は、単に穴(ツボ)を覚えることではなく、症状に応じた適切な刺入方向や手技の使い分けにあります。今回のブログでは、めまいや片麻痺、精神疾患に対するアプローチについて、臨床で役立つ具体的なテクニックを詳しく解説しま...
めまい

耳は「精密機械」だった

――音を聴き、体を支配する“平衡センサー”の正体と、めまいの本当の原因「耳が悪い=聞こえにくい」多くの人がそう思っています。しかしこれは半分しか当たっていません。耳は、音を感じ取る体の傾きや回転を察知する今、自分が“どこでどう動いているか”...

「外部の脳」としての手

― 機能解剖・発達・神経制御から考えるリハビリ臨床 ―人間の「手」は、単なる運動器ではありません。環境に触れ、道具を使い、情報を引き出し、次の行動を予測する――その役割は認知・感覚・運動が統合された“外部の脳”と表現する方が正確です。臨床で...
疼痛

腰痛の正体を構造から理解する

― 椎間関節・筋膜・すべり症・骨代謝まで ―腰痛は「年のせい」「姿勢のせい」で片づけられがちですが、実際は原因ごとに痛みの出方も、対処法もまったく違います。ここでは、臨床で頻繁に遭遇する腰痛を解剖・病態・身体所見ベースで整理します。椎間関節...
鍼灸の効果

「鍼は効くのか?」否定的な論文

──否定的メタ解析から考える、それでも臨床で意味がある理由「鍼は痛みに効く」これは臨床ではよく聞く話です。一方で、科学的にはどうなのか?今回は、鍼灸に対してかなり厳しい結論を出した有名な論文をもとに、事実と解釈を整理します。結論を先に言うと...
筋膜

鍼は筋膜に効くのか

― 結合組織の「巻き付き現象」から考える ―はじめに|「効いた感じ」と「起きている現象」は別鍼治療の現場では「ズーンと響いた」「しっかり得気が出た」といった感覚が効果の指標として語られがちだ。しかし、それは本当に組織が変わった証拠なのだろう...
筋膜

筋膜が硬くなる理由

「筋膜が硬いですね」この言葉、臨床でも一般でもよく使われます。でも本当は、なぜ硬くなったのかを説明できないまま使われがちです。筋膜は気分で硬くなるわけではありません。論文レベルで説明できる、明確な理由があります。結論:筋膜は“中身が変わる”...
筋肉

硬い筋肉を押すと痛い理由

―「硬い=悪い」では説明できない本当の話「ここ、かなり硬いですね」そう言われて押されると、思わず体を引いてしまうほど痛い。多くの人はこう考えます。「硬いから痛いんだ」と。でも、これは正確ではありません。硬いこと自体が、痛みの原因ではないので...