自費リハ 赤羽

筋肉

股関節が鳴る・引っかかる原因は? ― スナッピングヒップをわかりやすく解説

股関節を動かしたときに、「コキッ」「パキッ」「引っ掛かってから外れる」といった感覚が生じることがある。これが一般にスナッピングヒップ(snapping hip/弾発股)と呼ばれる現象である。臨床では「腸腰筋が硬いから鳴っている」と説明される...
疼痛

第3部 刺鍼における安全性と臨床応用

1.鼠径部前方への刺鍼で最も注意すべき構造鼠径部前方への刺鍼では、まず大腿三角(femoral triangle)と神経・血管束の位置関係を把握する必要がある。大腿三角は、上縁:鼠径靱帯外側縁:縫工筋内側縁内側縁:長内転筋内側縁によって構成...
疼痛

第2部 鼠径部痛はなぜ鑑別が難しいのか?

―「痛い場所=悪い組織」ではない前方股関節痛の臨床推論―鼠径部痛の難しさは、同じ場所が痛くても原因となる組織がまったく違うことにある。「鼠径部の奥が痛い」という訴えだけでも、腸腰筋腱・滑液包大腿直筋直頭腱股関節唇FAI(大腿骨寛骨臼インピン...
疼痛

鼠径部痛の鑑別と刺鍼安全性

〜大腿直筋直頭腱・AIIS脂肪体・腸腰筋滑液包の解剖学的連関から考える〜1.解剖学的基盤:前方股関節における三つの重要構造鼠径部痛(anterior hip pain)は、股関節唇損傷やFemoroacetabular Impingemen...
鍼灸の効果

刺さない鍼とは?──小児や皮膚の弱い高齢者にも選ばれる理由

接触鍼・鍉鍼という選択 ― 訪問鍼灸リハりん「鍼」と聞くと、多くの方は「細い針を体に刺す治療」を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、鍼灸には皮膚に触れるだけで刺激を与える「刺さない鍼」という技法があります。「子どもだから痛そうで心配」...
リハビリ

咀嚼筋(噛む筋肉)はなぜ脳梗塞や脳出血で麻痺しにくいのか?

三叉神経運動核の両側支配を解説はじめに脳卒中では、手足が動かない顔がゆがむ呂律が回らないといった症状はよく見られます。 一方で、 「噛めなくなった」という症状は意外と少ないことに気付くかもしれません。 なぜ脳卒中では咀嚼筋は麻痺しにくいので...
感覚

デルマトーム・マイトーム・スクレロトームの違いとは?

臨床では、痛みやしびれの分布をすべて「デルマトーム」で説明してしまいがちです。しかし、皮膚感覚、筋力・運動、骨・関節などの深部痛は、同じ脊髄分節と関係していても同じ地図にはなりません。さらに、実際の症状は個人差や隣接分節の重複が大きく、典型...
神経

なぜ熱中症では小脳が最も障害されやすいのか?──プルキンエ細胞の脆弱性を解説

はじめに熱中症の後遺症というと、記憶障害意識障害高次脳機能障害を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、神経学では昔から有名な特徴があります。「熱中症では小脳が障害されやすい」ということです。重症熱中症から回復した患者さんで、歩くとふら...
リハビリ

fMRIって、結局なにを見ているの?

――「脳が働いている画像」のほんとうの意味「fMRIで脳を調べたら、この部分が活発に動いていました。」テレビや本で、こんな説明を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。頭の中が赤や黄色に色づいた、あのカラフルな画像を思い浮かべるかもし...

「頭皮の血流」と「脳の血流」の違いを理解する

はじめに頭皮鍼や頭部への施術について、「頭皮の血流が良くなることで、脳の血流も良くなる」という説明を耳にすることがあります。しかし、この説明は解剖学・生理学の観点から見ると、少し誤解を招く表現です。確かに頭皮鍼後に脳血流の変化を報告した研究...