自律神経

「安全を感じると副交感神経が働く」は本当?

― 脳の安全判断とポリヴェーガル理論の関係 ―「安心すると身体の力が抜ける」「信頼できる人と話すと呼吸が落ち着く」「怖い場所では身体がこわばる」こうした経験は、多くの人にあると思います。では、これは単なる気分の問題なのでしょうか。実はそうで...
呼吸

顔の神経と迷走神経はチームで働いている?

― ポリヴェーガル理論が注目した「社会的関与システム」とは ―「安心すると表情が柔らかくなる。」「緊張すると声が小さくなる。」「怖いと顔がこわばる。」こうした変化を経験したことはないでしょうか。実は、顔の表情や声、視線の動きは、単なる「感情...
ホルモン

なぜ鍼のあと眠くなるのか?

鍼灸はなぜ効くのか?【第3回】自律神経と鍼灸の話監修:理学療法士・鍼灸師 金野広大(リハりん)「鍼を受けた日はよく眠れる」「施術中に眠ってしまった」そんな経験をされた方は少なくありません。実はこれには気のせいではなく、神経学的な理由がありま...
東洋医学

「倒れてから」ではなく「倒れる前」の鍼灸

鍼灸と予防医学シリーズ 第3回/全3回訪問鍼灸が目指す本当の役割はじめに脳梗塞になってからリハビリを始める。認知症が進んでから介護サービスを利用する。転倒して骨折してから運動を始める。医療や介護の現場では、どうしても「問題が起きてから対応す...
免疫

予防医学とは何か

鍼灸と予防医学シリーズ 第1回/全3回―「倒れてから」ではなく「倒れる前」の鍼灸を考える―はじめに脳卒中や骨折で身体機能が低下してから治療やリハビリを始めるのではなく、「そもそも病気や障害を防ぐ」という考え方が、現代医療ではますます重要にな...
経穴

ツボの特異性を科学で解説

「同じ鍼でも、刺す場所によって効果が違う」――これは鍼灸師なら誰もが知っていることです。しかし現代医学はこれを長らく「プラセボでは?」と疑ってきました。2021年のNature論文はその疑念を覆し、ツボの特異性には明確な神経解剖学的根拠があ...
疼痛

鍼が炎症を抑えるメカニズムをわかりやすく解説

「鍼を刺すと炎症が治まる」――この現象は鍼灸師の間では古くから知られていましたが、なぜそうなるのかは長らく謎でした。2021年、ハーバード医学部がNature誌にその答えを発表しました。この記事では「迷走神経-副腎軸」という経路を中心に、鍼...
不眠

眠れない・不安・自律神経の乱れ

鍼灸で変わる?最新研究が示すエビデンス【不眠症 × 不安・うつ × 自律神経 × 科学的根拠】「夜なかなか眠れない」「理由もなく不安が続く」「身体がだるいのに病院では異常なしと言われた」こうした悩みを抱える方は非常に多く、現代社会におけるメ...
東洋医学

自然豊かな場所に行くと、なぜ体が楽になるのか?

リハりん|訪問鍼灸・リハビリテーション 山や森に行ったとき、あるいは川沿いや海辺を歩いたとき——体が軽くなり、呼吸が深くなり、なぜか涙が出そうになったことはありませんか。これは「気分の問題」ではありません。現代の神経科学・免疫学・内分泌学は...
手技

東洋医学で紐解く「便秘と下痢」のメカニズムと鍼灸治療

日々の臨床で遭遇することの多い便秘や下痢。これらは単なる排泄のトラブルではなく、体内の「熱」「気」「血」の乱れ、そして五臓六腑の連携不足のサインです。今回は、ソースに基づき、それらの病態把握と、臨床で即戦力となる仙骨部への刺鍼技術について詳...