東洋医学

東洋医学

睡眠不足はなぜ「虚」をつくるのか

— 気虚・血虚を東西医学から読み解く疲れているのに回復できない。寝てもだるい、集中できない、気力が出ない。東洋医学では、こうした状態を「気虚」「血虚」として捉えます。そして慢性的な睡眠不足は、この虚証を少しずつ進行させます。なぜそうなるのか...
東洋医学

自然豊かな場所に行くと、なぜ体が楽になるのか?

リハりん|訪問鍼灸・リハビリテーション 山や森に行ったとき、あるいは川沿いや海辺を歩いたとき——体が軽くなり、呼吸が深くなり、なぜか涙が出そうになったことはありませんか。これは「気分の問題」ではありません。現代の神経科学・免疫学・内分泌学は...
手技

東洋医学で紐解く「便秘と下痢」のメカニズムと鍼灸治療

日々の臨床で遭遇することの多い便秘や下痢。これらは単なる排泄のトラブルではなく、体内の「熱」「気」「血」の乱れ、そして五臓六腑の連携不足のサインです。今回は、ソースに基づき、それらの病態把握と、臨床で即戦力となる仙骨部への刺鍼技術について詳...
アレルギー

アレルギー性鼻炎・花粉症へのアプローチ:東洋医学の視点

臨床上、鼻炎の症状は「現代医学的なアレルギー性鼻炎」と「東洋医学的な臓腑の乱れ」の両面から捉えることができます。東洋医学的な視点では、主に「脾(ひ)」や「肺(はい)」の気が不足している「虚証(きょしょう)」のパターンか、あるいは「脾胃(ひい...
手技

経穴の『点』を超え、『方向』と『手技』で病態を射抜く

臨床現場における鍼灸治療の真髄は、単に穴(ツボ)を覚えることではなく、症状に応じた適切な刺入方向や手技の使い分けにあります。今回のブログでは、めまいや片麻痺、精神疾患に対するアプローチについて、臨床で役立つ具体的なテクニックを詳しく解説しま...
筋膜

鍼は筋膜に効くのか

― 結合組織の「巻き付き現象」から考える ―はじめに|「効いた感じ」と「起きている現象」は別鍼治療の現場では「ズーンと響いた」「しっかり得気が出た」といった感覚が効果の指標として語られがちだ。しかし、それは本当に組織が変わった証拠なのだろう...
鍼灸の効果

副鼻腔炎に鍼灸は効くのか?──最新エビデンスと臨床のリアルをまとめて解説

副鼻腔炎で「常に鼻が詰まってる」「顔が重い」「集中できない」「寝てもスッキリしない」。この“地味だけど確実に生活の質を削る症状”に、鍼灸はどこまで役に立つのか?結論から言うと──鍼灸は副鼻腔炎の“メイン治療”にはならないけど、“サブエンジン...
がん

【抗がん剤による手足のしびれは鍼灸で良くなる?】

― エビデンスを全部まとめて分かりやすく解説 ―抗がん剤の治療が終わった後も、「手足のしびれが抜けない」「ビリビリ・ジンジンが続く」「日常生活に影響が出ている」そんな悩みを抱える人は非常に多い。実はこの症状、医学的にはCIPN(Chemot...
鍼灸の効果

【鍼灸研究の裏側】なぜ「効果が強いのにエビデンスが低い」のか

〜盲検化と割付隠蔽の落とし穴〜はじめに「鍼は効く。でもエビデンスレベルは低い。」この矛盾、よく耳にしませんか?実際、2023年に発表されたメタ解析(Feng et al., Frontiers in Neurology)では、神経障害性疼痛...
経穴

胃経編②:足三里とQOL ― 古典とエビデンスの交差点

―― 「足三里を刺す者、百病を防ぐ」その意味を臨床で読み解く ――足三里(あしさんり)は、東洋医学における最も有名なツボの一つ。古典では「足三里を得れば長生きする」「気を補い、血をめぐらす」と繰り返し登場する。しかし近年、この言葉が科学的に...