頭皮鍼

「頭皮の血流」と「脳の血流」の違いを理解する

はじめに頭皮鍼や頭部への施術について、「頭皮の血流が良くなることで、脳の血流も良くなる」という説明を耳にすることがあります。しかし、この説明は解剖学・生理学の観点から見ると、少し誤解を招く表現です。確かに頭皮鍼後に脳血流の変化を報告した研究...
鍼灸の効果

頭皮鍼は「どこに刺しても同じ」なのか?──部位特異性を科学的に考える

頭皮鍼では、「この場所は手」「この場所は足」「この場所は言語」といったように、頭皮上の位置と身体機能を対応させる考え方があります。しかし、ここで一つ疑問が生まれます。もし頭皮鍼の効果が求心性感覚入力によるものなら、頭のどこに刺しても同じでは...
リハビリ

帽状腱膜とは何なのか?──頭皮鍼で最も重要な組織を解剖学から解説

はじめに頭皮鍼を学ぶと必ず出てくる言葉が「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」です。「帽状腱膜の下を狙いましょう」「帽状腱膜を抜ける感覚が大事」そう教わっても、そもそも帽状腱膜とは何なのか。ここまで詳しく説明されることは意外と多くありません。今...
リハビリ

頭皮鍼と経頭蓋刺激(tDCS/rTMS)の作用点はどこが違うのか

―施術者が知っておくべき「脳刺激」の本質―結論rTMS・tDCS・頭皮鍼はいずれも脳機能に影響を及ぼすことが報告されています。しかし、その脳へ情報が届く経路はまったく異なります。rTMS:頭蓋を越えて皮質ニューロンに活動電位を発生させる「直...
リハビリ

頭皮鍼とは何か?

―「頭に鍼を刺すだけ」ではない、脳卒中リハビリのための治療法―「頭に鍼を刺す」と聞くと、不安や驚きを感じる方も多いかもしれません。しかし、**頭皮鍼(とうひしん)**は、脳卒中後の麻痺やしびれ、パーキンソン病などの神経疾患に対して世界中で研...