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つまずいても転ばない理由:代償的姿勢調節(CPA)の科学

歩いている時に急に足元が滑ったり、後ろから誰かにぶつかられたりした時、私たちは無意識に踏ん張って体勢を立て直します。この「予期せぬ揺れ」に即座に反応して姿勢を回復させる仕組みを、代償的姿勢調節(CPA:Compensatory Postur...
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先読みする体:予測的姿勢調節(APA)の驚くべき仕組み

私たちが「腕を上げよう」と思ったとき、実は腕が動くよりも先に、体のある部分が準備を始めていることをご存知でしょうか?この、動きを先読みして姿勢を整える仕組みを、専門用語で予測的姿勢調節(APA:Anticipatory Postural A...
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「姿勢」を科学する:姿勢定位と姿勢安定性の違いを知っていますか?

リハビリテーションやトレーニングの現場でよく耳にする「姿勢制御」という言葉。単に「真っ直ぐ立つこと」や「バランスを崩さないこと」と思われがちですが、専門的には大きく分けて2つの重要な能力に分類されます。それが、「姿勢定位(Postural ...
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両脚で立っているのに、なぜ片側だけガチガチになるのか?

右肩だけ凝る。左腰だけ痛い。片側だけマッサージしても、すぐ戻る。それ、筋肉の問題じゃないかもしれません。まず、これを試してください壁に背中をつけて、いつも通りに立ってみる。どちらかに体重が偏っていませんか?実は多くの人が、無意識にどちらか一...
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足底感覚は本当に「鈍っている」のか?

── 足底への刺激が身体を変える、ちゃんとした理由「姿勢が悪い」「立っているだけで疲れる」こうした悩みの原因は、筋力不足だと思われがちです。でも近年の研究では、“感覚の使われ方”が姿勢や動作を大きく左右することが分かってきました。その中でも...
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感覚再重みづけ(Sensory Reweighting)から見た姿勢制御の個性と左右差固定化

― Peterka(2002)と Vuillerme(2001)を軸に ―1. 姿勢制御は「平均化」ではなく「重みづけ」Peterka(2002)は、人の姿勢制御を視覚・前庭・体性感覚の単純な足し算ではなく、状況依存で重みが変わる制御系とし...
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なぜ「姿勢を正すだけ」では意味がないのか

――運動学習(motor learning)の視点から① 介入しても、生活が変わらなければ必ず戻る― Kleynen et al., 2014Kleynen et al. (2014) は、リハビリテーションにおける**運動学習(motor...
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普通に生活しているだけで一部の筋肉が弱くなる科学的理由

──筋力低下は“筋”より先に“脳”で起こる理由──「普通に生活しているだけなのに、なぜか特定の筋だけ弱い」臨床でも、患者さんからも、よく出る疑問です。多くの場合、「使ってないから」「筋トレ不足だから」で片づけられますが、それは半分しか正しく...
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腰痛は「姿勢の歪み」が原因なのか?

── 最新システマティックレビューが出した冷静な結論「腰痛の原因は姿勢の歪みです」この言葉、あまりにも聞き慣れすぎている。左右の肩の高さ、骨盤の傾き、体幹のズレ。臨床現場では、姿勢の左右差=腰痛の原因として説明されることが少なくありません。...
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【3ヶ月で姿勢が激変】スウェイバックは「全身アプローチ」で直る — 12週間の矯正運動で姿勢が39%改善した研究を徹底解説

(引用:Naderi & Katzman, 2019)■ はじめにスウェイバック姿勢(Sway Back Posture)。背中が丸まり、骨盤が後ろに寝て、頭が前に出て、全体的に“だら〜ん”とした疲れ姿勢。臨床では腐るほど見るやつ。そして放...