⑴仙骨上部の圧迫=ニューテーションの誘導→疼痛軽減は固有背筋の筋力低下を疑う。
⇒固有背筋の張力が仙骨のニューテーションを引き起こすから。
⑵ハムストのマッサージ=カウンターニューテーションの抑制→疼痛軽減はハムストの短縮を疑う。
⇒大腿二頭筋の長頭は仙結節靭帯に付着している。そのため、大腿二頭筋の短縮は仙結節靭帯の張力を高め、仙骨のニューテーションを制限する。
⑶上記2つで疼痛の変化なし→腹横筋や内腹斜筋の筋力低下を疑う。
⇒胸腰筋膜を介して固有背筋に連結していること、腹横筋・内腹斜筋の張力は腸骨稜を内側に引き寄せるため、骨間仙腸靭帯の張力を高め、仙腸関節の安定に貢献する。
骨盤と仙腸関節の機能解剖―骨盤帯を整えるリアラインアプローチより
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