脳卒中と鍼治療について

リハビリ

2021年に中国の方が書いた論文になりますが、鍼治療は脳卒中患者の運動関連および言語関連ネットワークにおける脳の可塑性を調節できることが示唆された。鍼治療は、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉などの言語関連脳領域に加え、島皮質、楔前部などの広範な脳機能領域を活性化することが言われました。

Review Article Neuroplasticity of Acupuncture for Stroke: An Evidence-Based Review of MRI. Hindawi Neural Plasticity Volume 2021, Article ID 2662585, 14 pages

この論文の症例数は24件と少なくはありますが、脳自体に良い影響を及ぼしていることがみられています。また、中枢神経疾患に対しての鍼として、山元式新頭針療法(YNSA)や朱氏頭皮針など頭に刺すことで数多くの片麻痺を改善してきた手技もあります。

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