歩行で大事なのは「高さ」です

リハビリ

リハりん|訪問リハビリ・はり灸

「一生懸命歩いているのに、なぜかすぐ疲れる。」

そのお悩み、歩き方より先に確認すべきことがあります。

歩行を見るとき、多くの人は

・ 足が出ているか

・ 歩幅が大きいか

・ 重心が移動しているか

を見ます。

ですが、実際に歩行を変える上で非常に重要なのが、

「身体の高さを作れているか」

歩けない人ほど、この高さが失われています。

歩行は「落ちながら進む」運動

歩行は、脚で地面を蹴り続ける運動ではありません。

実際には、

・ 支持脚で身体を支え、少し伸び上がる

・ そのエネルギーを使って前へ落ち込む

・ これを左右交互に繰り返す

という動きです。

つまり歩行は、上下方向のエネルギーを前への推進力に変えている運動です。だからこそ「高さ」がなければ、効率的な歩行は成り立ちません。

高さを失うと、歩行は一気に苦しくなる

脳卒中後によく見られるのが、膝が曲がったまま・骨盤が落ちる・麻痺側で身体を支えられない状態です。

この状態では十分な高さが作れないため、

・ 前に進むエネルギーが出ない

・ 毎回、脚の筋力で補おうとする

・ 結果として、すぐ疲れる歩行になる

重力を味方にできるはずなのに、筋力頼みの歩行になってしまうのです。

歩行が改善する人には「共通点」がある

歩行が変わってくる方に共通するのは、麻痺側で立ったときに身体がしっかり伸びることです。

・ 支持脚で身体を支えられる

・ 骨盤が落ちない

・ 身体の高さが作れる

この3つが揃うと、反対側の脚が自然に前へ出ます。逆に高さが作れない状態では、脚だけ頑張っても歩行は崩れやすくなります。

歩行は「脚」ではなく「全身」で見る

重要なのは、

・ 身体が支えられているか

・ 高さが作れているか

・ 重力を利用できているか

足だけ・歩幅だけ・筋力だけを見ていると、本質を見失います。

「頑張っているのに疲れる」という状態は、努力の問題ではありません。高さが出てくると、歩行は自然に変わります。気になる方はご相談ください。

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